鼻炎のような症状の出る上顎神経

上顎神経は三叉神経の第2枝の感覚神経で上顎からこめかみ周りに分布しています。
また上顎神経は下記のように分枝しています。

上顎神経 頭痛 こめかみの痛み 顎の痛み 顔の痛み

・硬膜枝
・頬骨神経:頬骨側頭神経、頬骨顔面神経
・眼窩下神経
・上歯槽神経
・翼口蓋神経節:眼窩枝、後鼻枝、大口蓋神経、小口蓋神経、咽頭枝

症状

・頬、上顎、鼻周りの痛みやひりひり感
・咳、笑いなどで分布領域に痛み
・うつ伏せでの痛み
・噛む時の痛み

上顎や鼻の周りなど上顎神経の分布領域での痛みや違和感などが主な症状です。
副鼻腔炎のような症状と似ているのでそれと間違われることもあります。

原因と対処

・うつ伏せや横向きなどの圧迫
・過剰な塩分摂取やストレスなどによる水分貯留(むくみ)

うつ伏せなどで圧迫されると負担がかかりますが、長時間うつ伏せになる状況は多くはないので水分貯留などによる圧迫の方が多いと思います。
水分貯留ができる原因として過剰な塩分摂取や、ストレス、月経などからなので姿勢など筋骨格の負担というより食生活など生活習慣の乱れなどで症状が出てくるかもしれません。

上顎神経の中で、頬骨側頭神経・頬骨顔面神経・眼窩下神経は皮膚に分布しているのでその領域へのスキンストレッチでアプローチする事が出来ます。
副鼻腔炎のような症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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