体幹は無意識に使える様にする

体幹や腹筋の弱さが原因で腰痛などがある場合は筋肉をつけるよう指導する治療院や整体院があります。
確かに入院などで寝たきりだった場合は筋肉が萎縮するので筋肉をつける必要があります。
しかし、日常で活動している方は筋肉の量が少ないというより体幹や腹筋を上手く使えていない方が多いと思います。
なので体幹などを鍛えて筋肉をつけるより前に体幹を使えるようにした方がよいと考えているので、今回はそのことについて解説します。

筋肉をつけても使えないと意味がない

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車を動かすにはエンジンが起動する必要があります。筋肉は車に例えるとエンジンのようなものです。しかし、エンジンが動いても運転手が車の運転方法を知らなかったら車は走れないでしょう。
走れたとしても運転が未熟なら思う様に車を走らせることが出来ません。
車の運転手は身体でいうなら脳など筋肉に指令をだす組織です。
つまりどんなに高性能なエンジン(筋肉)があっても運転技術(筋肉を使うこと)がなければ日常やスポーツで活かせません。

無意識に使えることが大切

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体幹は姿勢を維持するときに使いますが、その時に意識して腹筋などの体幹に力を入れているかたはいないでしょう。
姿勢を含めた日常生活の動きは意識しなくても行える様に脳(小脳)で学習されています。
これは偏りなど誤った身体の使い方もそれを学習してしまうと癖となりそれが普通と感じてしまう恐れがあります。
スポーツなどでもどこの筋肉を使うなど意識していたらプレイに集中できずパフォーマンスが発揮できないでしょう。
このように体幹などを含め動作は無意識に使える様にすることが大切です。

使える様にしないとトレーニングができない

体幹を鍛えるトレーニングとして有名なのがプランクがありますがフォームなどをきちんとしないと別の筋肉に刺激がいってしまい体幹にはあまり効かないことがあります。
体幹の機能が低下している方にプランクなどをやってもらうと腹部以外の部分に刺激が入ってしまうことが多いです。
これだと折角エクササイズを頑張っても思う様な成果を得ずに運動するモチベーションが下がってしまいます。
こうした理由から体幹などを強化するのはまず筋肉を使える様にしてから筋力トレーニングなどで筋肉をつけることが良いと考えています。

・筋肉をつけても使えないと活かせない
・体幹などは無意識に使える様にしておくことが大切
・無意識に使える様にするには脳に学習させること
・プランクなどをやっても体幹が使えないと効果が下がる

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