リュックサックで負担が加わる長胸神経

長胸神経 翼状肩甲 肩こり 首の痛み

長胸神経は腕神経叢(鎖骨上部)から発生して前鋸筋という腋付近の筋肉に分布している神経です。

症状

・首、肩甲骨周りの痛み
・肩関節を動かした時の痛み
・肩甲骨が背中から浮く(翼状肩甲)

腕神経叢から発生する神経なので首肩、肩甲骨周りの痛みに関わり前鋸筋は肩関節の動きに関わる筋肉なので、前鋸筋に分布している長胸神経に障害があると肩関節の動きにも影響を与えます。
また長胸神経の障害が重度となると、前鋸筋の筋力が低下して肩甲骨が不安定になり肩甲骨が背中が浮いている「翼状肩甲」という状態になります。

原因と対処

・猫背などの姿勢
・重い物を持つ
・重いリュックサックを背負う

猫背などの姿勢や重い物を持つことで長胸神経への負担が増えるのは他の神経と同じですが、重いリュックサックを背負うとリュックサックのストラップが腋周りに食い込み長胸神経を圧迫してしまいます。
このようにリュックサックから症状が発生する可能性があることから長胸神経障害は別名で「リュックサック麻痺」と呼ばれることもあります。

長胸神経は前鋸筋に分布していますが、前鋸筋は表層に出ている筋肉などでその辺りをスキンストレッチなどでアプローチする事が有効です。
重いリュックサックなどを背負う習慣があり首や肩周りの症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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