総腓骨神経は坐骨神経から分枝した神経で外すねから足背まで分布している神経です。
総腓骨神経は浅腓骨神経と深腓骨神経と分かれていおり、膝裏付近では外側腓腹皮神経という形でふくらはぎの外側に分布。さらに反回関節枝という形で膝蓋の下にも分布しています。
症状
・膝裏の痛み
・外すねの痛み
・足首外側の痛み
・足背の痛み
主に膝裏や外すねの痛みが多く、腓骨頭という外すねの骨の周りに圧痛を伴うことが多いです。
足背にまで皮神経という形で分布しているので足背などの痛みや、捻挫したような足首の痛みにも関わっています。
また、反回関節枝は膝蓋の下に分布しているので膝蓋下の痛みにも関わります。
原因と対処
・脚を組んで座る
・長時間しゃがむ
・捻挫
・走るスポーツなどで外すねに負担をかける
脚を組んで座るなどして膝や足首のアライメントに偏りがあると総腓骨神経への負担が増えます。
走る競技やサッカーなど蹴る競技など外スネの筋肉を使う競技も、筋肥大に伴って総腓骨神経が圧迫されて症状が出る事があります。外くるぶし辺りの捻挫も足関節だけでなく総腓骨神経にも強いテンションなどが加わり捻挫後の痛みに関わる事があります。
総腓骨神経は皮神経として分布している部分にスキンストレッチをしたり、足首などを穏やかにストレッチして総腓骨神経の血流を改善する事で症状をやわらげる事ができます。
外スネや足背などの慢性的な痛みにお悩みの方はお気軽にご相談してください。