見逃されやすい神経。肋間上腕神経

肋間上腕神経 胸の痛み 四十肩 五十肩 肋間神経痛

肋間上腕神経はT2という胸椎の上の方(首付近)から出て腋付近の肋骨周りや腕の内側から肘辺りまで分布している神経です。
首周りの神経は腕神経叢という神経の束のグループに含まれる事が多いですが肋間上腕神経は含まれていません。
そのためか臨床の現場でも考慮されないことがあります。
しかし、神経なので負荷が掛かると症状を引き起こします。

症状

・胸部の痛み
・腕の内側の痛み
・肩関節を動かした時の痛み

経験上多いのは四十肩・五十肩などの肩関節を動かした時の痛みで特に外転動作で痛みを引き起こしやすいです。
よって四十肩などに施術する際は無視できない神経だと思います。
胸や肋骨周りなど肋間神経痛のような症状を引き起こすこともあります。

原因と対処

・デスクワークなどの猫背姿勢
・野球の投球やテニスのラケットなどのオーバーヘッド動作

以前お話しした腋窩神経と似た原因で肋間上腕神経に負荷が掛かります。

ですので腋窩神経の症状が出ていたら肋間上腕神経も一緒に診ていくほうが良いでしょう。
肋間上腕神経の症状は痛みがなくても、肩関節を外転した時に引っかかりなどが出てくることがあります。
そこを評価して肋間上腕神経の症状がみられたらスキンストレッチなどでアプローチして症状をやわらげます。

肩関節の痛みや肋間神経痛のような症状で気になる方はお気軽にご相談ください。

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