腕を上げると痛む。腋窩神経

腋窩神経 四十肩 五十肩 肩の痛み

腋窩神経は名前の通り腋に分布している神経ですが広範囲に枝を伸ばしており
外側上腕皮神経という皮神経に分枝して上腕の上部に分布しています。
C5,C6という7個ある首の骨の下の方から出ています。

症状

・肩関節の可動域制限
・腕を上げる際の痛み
・腋窩周りの痛み
・上腕上部の痛み

腋窩神経の症状はかなり広範囲です。脇や腕周りの痛みなどだけでなく、首の骨から出ているため首の痛みや肩こりとも関わりがあります。腋窩神経の症状を伴っているかたは腋窩周りに圧痛があったり周囲の筋肉が硬く緊張しています。
四十肩・五十肩のような肩の動きに制限があったり、上腕の痛みなどでは必ず考慮すべき神経だと言えるでしょう。

原因と対処

下部にある首の骨から出ているためデスクワークなどでの頭部前方偏位の姿勢で負担が加わりますが、それ以外にもテニスのラケット振りや野球での投球などのオーバーヘッド動作でも腋窩神経に負担が加わります。
よってスポーツ障害にも腋窩神経関わっていることがあります。

腋窩神経症状が起きている方は腋窩周りに圧痛があることが多く、腋窩周りの筋肉をほぐそうと強く揉んだりすると強い痛みを感じてより筋緊張が強くなったり腋窩神経自体に損傷が起きて症状が増悪する恐れがあります。
当院では、皮神経として腋窩神経が分枝している外側上腕皮神経にスキンストレッチでアプローチしたり腋窩神経が楽になるポジションからアプローチして腋窩神経の血流を改善することで症状をやわらげます。

腋窩周りや腕の痛み、肩関節を動かした時の痛みが気になる方は是非当院にご相談ください。

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