歩行は踵から地面に着く?
テレビなどの健康情報からの影響のためか、ご年配を中心に「歩くときは踵から地面に着くと良い」という話を度々耳にします。確かに正常な歩行では踵の外側から地面に接地するのが正しいとされていますし、変形性膝関節症などの方の歩行は踵からではなく足の裏全体で地面に接地しているような感じの方が多いので間違ってはいないと思います。
ただ、踵から地面に着けようと意識しすぎて足に力が入りすぎてしまっている方も何人か診てきましたので、その情報が一人歩きするのは考えもの。
そもそも、変形性膝関節症などの方は踵から地面に着くことが出来ない理由ですが
- 足が地面に接地する際に膝が曲がっているため
- 歩幅が小さいため
主にこの2つが挙げらます。
膝を曲げたまま歩いたり歩幅を狭くするなどを実際に試しみると踵から地面に接地しづらく感じると思います。
よって、踵から地面に設置するなどの正しい歩き方を身につけるには、歩行時に膝がしっかりと伸びるようにすることと歩幅を広くして歩けるようにすることが大切です。

この2つを改善すれば自然と踵から地面に着きやすくなります。