膝の変形と痛み
膝の痛みの原因は軟骨がすり減っているからや変形しているからと診断された方は多いです。
レントゲンなどの画像を見て軟骨がすり減っていたり変形していると分かれば痛むだろうと納得しやすいと思います。
膝の変形は段階がありKL(Kellgren-Lawrence)分類方法が用いられています。
膝の関節の隙間の狭さや骨棘などで判断され
- Grade0:骨棘なし
- GradeⅠ:微小な骨棘が出来ている可能性
- GradeⅡ:軽度の変形。微小な骨棘があり。関節が狭くなっていることもある。
- GradeⅢ:中等度の変形。骨棘があり、中等度に関節が狭くなっている。
- GradeⅣ:高度の変形。大きな骨棘があり関節が顕著に狭くなっている。
手術適応となるのはGradeⅢからで、GradeⅣは人工膝関節の手術が適応となります。
GradeⅢは手術をしない保存療法の適応となる場合も多いです。
このように分類されていますが、実際はⅢやⅣのような重度の変形でも痛みが出ない場合もありますし逆にⅠやⅡのような軽度の変形でも痛みがあるケースも存在します。
つまり変形と痛みは一致しないのです。
なので変形しているからと諦めることはなく、変形以外の原因を改善すれば痛みが改善することがあります。

どういった事をすれば良いのかは人によって違うので専門家への相談をおすすめします。