股関節前面の痛み。陰部大腿神経と大腿神経

陰部大腿神経 大腿神経 股関節痛 鼠径部痛 脚の痛み

・陰部大腿神経:L1・2の腰骨から出て生殖器と大腿部の2つに分かれます。
大腿部は鼠径部周りの皮膚に分布しています。
・大腿神経:L2~4の腰骨から出て大腿前面の筋肉に分布し、さらに伏在神経という神経になり下腿の内側から母趾まで伸びる広範囲に伸びている神経です。

症状

・股関節・大腿前面の痛み
・鼠径部の痛み
・下腹部の痛み
・歩行・自転車時の痛み
・脚を挙げたときの痛み

・脚の脱力感からの膝崩れ

最も多くみてきたのは股関節と大腿前面、鼠径部の痛みです。
陰部大腿神経や大腿神経の症状がある方は鼠径部周りに強い圧痛がある事が多いです。
階段や靴下を履くときなどで脚を上げた際に股関節の前側に詰まり感や痛みを感じることもあります。
大腿神経は伏在神経として足の母趾まで伸びているので症状が重度の場合は足先まで違和感などの症状が
出ることがあります。

原因と対処

・タイトなズボンなどの服装
・大腿前面に負担をかける立ち方・歩き方
・脚を組むなどして座る

大腿前面の筋肉は偏った動きや立ち方などで負担が増えやすくそこに分布している陰部大腿神経や大腿神経にも負担をかけます。脚を組んで座るなども鼠径部に分布している神経に圧迫ストレスをかけるので症状を引き起こす原因となります。

陰部大腿神経と大腿神経は共通している分布点があるのでそこにアプローチする事で2つまとめて改善する事ができます。
皮膚に分布している部分にはスキンストレッチで、深部に分布している部分は穏やかなストレッチなどが有効です。

股関節前面の痛みや違和感などでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

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