股関節・鼠径部の痛みに関わる腸骨下腹神経

腸骨下腹神経 股関節の痛み 脇腹の痛み 鼠径部痛

腸骨下腹神経はT12〜L2と上の方の腰骨から出ている神経で脇腹(腹斜筋)を通り、股関節周りに分布しています。
外側皮枝と前皮枝に分かれ
・外側皮枝は骨盤の外側(大転子)周りの皮膚
・前皮枝は恥骨周りの皮膚

に分布しています。

症状

・股関節の痛み
・鼠径部の痛み
・脇腹の痛み・違和感
・歩行時の股関節周りの痛み
・骨盤前外側に圧痛

股関節や鼠径部に分布している神経ですのでその辺りの症状が多いです。
腹斜筋という脇腹の筋肉を通過&支配しているので脇腹の痛みや違和感、体幹を動かした時の詰まり感などを引き起こすこともあります。元が腰骨から出ているので腰痛とも関わりがあります。
症状が重い場合は体をまっすぐに伸ばす事ができず前屈み姿勢となる場合もあります。

原因と対処

・脚を組むなどで片側に体重を乗せて座る
・片側に体重を乗せて立っている
・体を横に傾けて座る

・長時間の中腰

股関節周りに負担をかけるような姿勢や動作で腸骨下腹神経にも負担が加わります。
これらの原因は腰痛に関わる神経にも影響を与えるので腰痛と腸骨下腹神経の症状は併発することがあります。

腸骨下腹神経の症状として骨盤の前外側辺りに圧痛があることが多いのでそれを見つけて、圧痛が減るポジションを探しそのポジションからスキンストレッチなどでさらにアプローチする事で症状を改善することが出来ます。

慢性的な股関節痛や鼠径部痛などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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