腰痛に関わる上殿皮神経

上殿皮神経 腰痛 ぎっくり腰 坐骨神経痛

上殿皮神経は腰の骨(L1~L3)から出て殿部(骨盤)辺りから表層に出て皮膚に
分布している神経です。
腰痛の方で痛む部位を具体的に示してもらうと殿部(骨盤)と腰の間辺りを指してもらう事が多いですがそこは上殿皮神経が分布しており、こうした腰痛と関わっていることが多い神経です。

症状

・腰痛
・殿部の痛み
・腰を曲げたり伸ばしたりなどの動かした時の痛み
・スポーツなどで体を捻るときの痛み
・腿裏の痛み

最も多い症状は腰痛で殿部の痛みも伴うことがあります。
上殿皮神経が関わっている場合は骨盤辺りに圧痛がある事が多いです。症状が重度の場合は痛みだけでなく痺れのような感覚も起こり、症状が出る範囲も腰や臀部だけでなく腿裏などの脚の方にまで広がる事があります。
坐骨神経痛などと混同されやすいです。
腰を曲げたりなどする動きはもちろんですが、歩行時にも痛みを訴えるかたもいます。
上殿皮神経は腰痛だけでなく様々な症状を引き起こします。

原因と対処

・長時間立ちっぱなし・座りっぱなし
・PC操作などでの前屈み(特にPCの位置が斜めだと負担が大きい)
・草むしりなどの中腰姿勢
・あぐら姿勢
・テニスなどの反復的に腰を捻る動き

・後ろのポケットに物を入れて座る

日常での姿勢(特に中腰)や偏った動きなどで上殿皮神経に負担が加わります。
ズボンの後ろのポケットに財布などを入れて座る事で症状が出ている方もいるので思い当たる方はその辺りの生活習慣を見直してみると良いでしょう。

上殿皮神経は皮膚に分布している皮神経なのでスキンストレッチなどが有効です。
それ以外にも股関節を操作して上殿皮神経の負担を軽減する肢位を見つけてその方向に緩くストレッチするという方法で症状をやわらげる事ができます。

慢性的な腰痛などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!