慢性的な炎症?

痛み 慢性 炎症

前回は炎症について解説しましたが、怪我など急性的な炎症という内容でした。
今回は急性とは対義語である慢性での炎症について解説します。

慢性とは、あまり激しい症状は出ないけど良くない状態が長く続いている事と
定義します。

激しい症状は出ないので、急性の炎症で見られる熱感や発赤、腫脹などは目立ちません。
痛みも、怪我したときのような痛みとは違う感じとなります。

この慢性的な炎症は何のために起こるかというと、体内の異物などを排除するためです。
細菌やウイルスが体内に侵入したら、当然それを退治する必要があります。
それを行うのが免疫細胞で、言い換えれば慢性炎症は免疫細胞が戦っている状態ともいえます。

免疫 炎症 痛み 病気

細菌などが速やかに排除できれば炎症反応も終了して何も問題は無いのですが、なかなか処理が出来ない場合は炎症物質などが増員されてより強い反応が出ます。
こうなると街中に逃げた泥棒を退治するためにミサイルを連発しているような感じとなり、確かに泥棒は排除できるでしょうが街も被害を受けます。
つまり、細菌などを退治するために正常な組織もダメージを受けるのです。
これが臓器などにも及ぶと肺炎など命に関わる病態へと達します。

糖質 痛み 炎症

ここまでは細菌やウイルスなど病原菌に対しての反応という形で書きましたが、炎症の矛先は自身の代謝で生み出した産物などにも向けられます。
分かりやすいのは、糖質の摂りすぎによる高血糖や悪玉とも言われているLDLコレステロール。
こういった食事から摂取される物質も過剰にあると免疫細胞は炎症反応を起こして処理をしようとします。

肥満が痛みを起こす理由として体重が挙げられる事が多いですが、
それだけではないようですね。

だから、炎症反応による慢性痛の場合は食事などに気を配るのも有効な手段ということが分かります。
糖質を制限したら痛みが軽減したという研究報告もあるので慢性的な痛みに悩まされている方は食生活にも目を向けると良いかもしれません。

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