腓腹神経は脛骨神経から分枝した内側腓腹皮神経と総腓骨神経から分枝した外側腓腹皮神経が合わさった皮神経です。ふくらはぎを下って、外くるぶしで外側足背皮神経となり足の小趾まで分布しています。
症状
・ふくらはぎの痛み
・アキレス腱の外側の痛み
・足首の外側の痛み
・足の小趾の痛み
ふくらはぎの外側に分布しているのでその辺りの痛みや、アキレス腱にも分布しているのでアキレス腱の痛みと関わっている事が多いです。
外側足背皮神経として足の小趾にも分布しているのでその辺りの痛みにも関わっていたりと、全体的にふくらはぎから足部の外側に影響を与えている神経です。
原因と対処
・タイトな靴や靴下などによる圧迫
・長距離のランニング
・長時間の立位
・長時間踵同士を交差させるような座り方
・足首の捻挫(内返し)
総腓骨神経と似た軌道をたどっているので原因も似ている部分があります。
座り方などは無意識にやっている方が多いので、腓腹神経の症状が出ている方は座り方なども見直してみると良いでしょう。
腓腹神経は皮神経として表層に分布しているのでアキレス腱周りのスキンストレッチなどが有効です。
慢性的なアキレス腱の痛みなどでお悩みの方はお気軽にご相談ください。