大腿の痛みに関わる外側大腿皮神経

外側大腿皮神経 脚シビレ 股関節の痛み 鼠径部の痛み

外側大腿皮神経は腰骨のL2・3辺りからでて鼠径部を通り大腿部の外側に分布している皮神経です。
鼠径部を通る際に前枝と後枝に分かれます。
・前枝:大腿の外側と前側から膝まで支配する
・後枝:股関節(大転子)周りや殿部周りを支配する。
このように広い範囲を支配する皮神経だと言えます。

症状

・大腿の外側の痛み
・膝の上の方の痛み
・歩行時の痛み
・大腿の外側の圧痛

外側大腿皮神経は膝付近まで分布しているので大腿だけでなく膝の痛みにも関与しています。
歩いている時に大腿の外側などが痛くなってくる症状などは、狭窄症と判断されやすいですが外側大腿皮神経が原因ということもあります。
外側大腿皮神経に症状が出ている場合は大腿部に圧痛がある事が多く、症状が重度の場合は触れただけで痛みを感じます。
また外側大腿皮神経を庇う姿勢によって股関節やふくらはぎなどに症状が出ることもあります

原因と対処

・長時間の立位
・長時間の歩行・自転車
・反り腰などの姿勢

外側大腿皮神経の症状が出るのは長時間立っていることや、歩いているときですがその時の姿勢や動きに偏りがあると外側大腿皮神経に負担をかけて症状が出てきます。
背筋を伸ばそうとして反り腰のような姿勢も症状が出る原因となりえます。

外側大腿皮神経は皮神経で表層に分布しているのでスキンストレッチが有効です。
症状が出ている場合、強く圧痛が出ている場合があるので強く揉んだりするのは痛みを与えて症状が悪化する恐れがあるのでオススメはしません。

大腿部の痛みなどで気になる方はお気軽にご相談ください。

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